労働者派遣法改定にあたっての声明

-「派遣労働者保護法」に値する抜本的な改正を求める-

労働者派遣法が2012年3月28日、改定されました。同法は、リーマンショック後の派遣切り、年越し派遣村を経て、真冬でも人を路上に放り出す冷酷な法律として国民の怒りを買い、抜本改正が切望されていました。
さまざまな経過を経て生み出された今回の改定は、マージン率の公表義務付けや派遣先で同種の業務に当たる労働者との賃金の均衡を図るといった待遇に対する配慮義務など、一部改善も見られます。しかし、政権交代に託された労働者の切実な願いむなしく、誰もが幸せに生活できる雇用を実現する観点はないものと言わざるをえません。
特に、派遣切りされた労働者が切望していた「みなし雇用制度」は不十分で、かつ、導入が3年後に先送りされました。司法に訴えても、労働者派遣の問題から目を背ける判決が多いなか、違法派遣には正社員としての雇用とみなす制度こそ求められています。
なお、登録派遣や製造派遣のあり方などについては、法施行1年後を目処に労働政策審議会で改めて検討を開始することとされています。にいがた青年ユニオンは、今後も引き続き、「派遣労働者保護法」に値する抜本的な改正のために、取り組みを展開します。

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派遣労働者の使い捨ては許されません

今日の東京新聞で、沖電気の子会社が労働者派遣法違反で是正指導されたと報じられました。

派遣社員に長期契約外業務 沖電気子会社を是正指導
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030190115439.html


記事によれば、この派遣労働者は2003年にソフトウェア開発の専門26業種で働き始めたものの、2008年頃から従業員の教育業務に就いていました。そして、2010年9月に契約解除になったというものです。この派遣労働者は、群馬労働局に申告。今年2月に会社側に対して是正指導を行いました。

会社側は「指導に従って、適正に対処する。指導を真摯(しんし)に受け止め、労働局のご指導の下で再発防止に努めたい。この派遣社員の再度の受け入れについては、労働組合と団体交渉中のためにコメントできない」とのこと。

ここからが勝負所です。

一度、是正指導される前に「クビにした」から雇用責任は問われないのか、はたまた、過去にさかのぼって派遣先の雇用責任を認め、クビにはできないと判断するのか。今後を見守らなくてはなりません。
同時に、こういった事件が発生したときに、派遣先の雇用責任を認める労働者派遣法でなければ、ざる法とのそしりは免れません。労働者派遣法の抜本改正も重要です。

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三菱電機 派遣切りが不法行為と断罪!

この11月2日、愛知・名古屋での派遣切りに関する裁判で判決が出ました。名古屋北部青年ユニオンが支援していた「三菱電機派遣切り裁判」では、偽装請負が認定され、派遣先である三菱電機の責任が厳しく問われました。

残念ながら地位確認は認められませんでしたが、判決文では、

自社の生産の都合のみで、派遣労働者の就業の機会の確保に向けた配慮をまったくしないまま、突然に労働者派遣契約を中途解約するに至ったものであり、身勝手にも甚だしいものがあるというべきである。

ただでさえ雇用の継続性において不安定な地位に置かれている派遣労働者に対し、その勤労生活を著しく脅かすような信義にもとる行為が認められるときには、不法行為責任を負うと解するのが相当である。


と、三菱電機の身勝手さが明らかにされたのです。

地位確認が認められないのは、直接雇用の申し出義務があるにもかかわらず、それをしなくても何も問われない派遣法の抜け穴です。なんとしてもこの穴はふさがなければなりません。

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派遣法改正のためにご協力ください!

「派遣切り」があっちでもこっちでも行われ、「年越し派遣村」ができ、労働者がとてもひどい状態ではたらかされることが目で見えるようになりました。
そのときの怒りは、政権交代をさせる原動力になりました。

しかし、いま労働者派遣法の改正はどうなったでしょうか。
まだ足踏み状態です。

派遣切りされた多くの派遣労働者は、泣き寝入りしました。
でも、一部の人は労働組合に結集してたたかいました。
現在、全国では約70の裁判が起こされているといいますが、そのうちの1つが新潟「派遣切り裁判」です。

2011年10月17日、結審します。
ぜひ司法にみなさんの声を届けたいと思い、署名集めをしています。

こちらのページでオンライン署名ができます。
是非ご協力ください。
http://www.niigataseinenunion.org/signature/hakengiri.html

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新潟派遣切り裁判に署名でご支援を!

転載大歓迎です!!

にいがた青年ユニオンの組合員がたたかっている新潟「派遣切り裁判」は、まもなく結審を迎えます。つきましては、新潟地方裁判所に対して公正な判決を求めるための署名を集めています。
こちらのページでネット署名ができます。是非ご協力ください。

http://www.niigataseinenunion.org/signature/hakengiri.html




新潟地方裁判所 第1民事部 御中
平成21年(ワ)第1208号 地位確認等請求事件

公正な判決を求める要請書

私たちは、貴法廷で係争中の派遣切りされた原告・井川さんの雇用確保と損害賠償を求めている訴訟に対して、労働者の生存権の尊重を願う立場から重大な関心を寄せています。

労働者派遣は本来、労働基準法第6条で禁止された中間搾取であり、労働者の生存権が保障される範囲において限定的に認められるべきものです。

被告のホクリュウ(元請け・派遣先)とサンクス(下請け・派遣元)側は、会社間の契約形態が変更されても、原告の働き方に何ら変更はなかったことを認めています。裁判が進行するにつれ、原告がホクリュウの従業員と混じり合って一緒に働いていたこと、日常的な作業指示や勤務形態の変更、休日出勤の指示、有給休暇の取得に関する実務、健康診断もホクリュウが行っており、ホクリュウの従業員と働き方は何ら代わりのないことが明らかとなりました。サンクスは給与計算などの経理的な業務を行うだけで、作業の指示は一切行わず、三六協定を超える残業が常態化していても、何ら対処をしていませんでした。このことからみて、サンクスは、実質的にホクリュウの経理担当業務を担っていただけであり、いかに形式的で偽装的な雇用契約書を整えたとしても、原告のホクリュウとの労働契約関係があったことを否定することはできません。

また、ホクリュウでは新たに人を雇い入れたり残業させる状態であったことから、解雇も必要ありませんでした。派遣労働者を働く商品として都合よく扱い、必要なくなると派遣労働者の生活やいのちを考慮することなく工場から追い出そうとするものです。ホクリュウとサンクスの行為は、このような労働者派遣の欠陥を利用したものです。

貴裁判所におかれましては、社会的正義を実現する司法の役割を果たし、原告の労働実態に基づいてホクリュウとサンクスの両社の行為を違法と認定し、派遣切りの悪夢を繰り返させず、派遣労働者が安心して働ける判断をされますよう心から要請するものです。

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